ムーさんの素人家庭菜園

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1月に植えたほうがいい野菜3選

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ようやくネット通信が回復したムーさんです。

Wi-Fiが繋がらないとパソコンが使えないので非常に困りました・・・

 

 

さて、今回のテーマは1月に植えたほうがいい野菜3選ということ書いていきたいと思います。

寒さが厳しいことと、個人的には夏野菜が好きなのでおススメな時期と言えないのですが、決して何も植えることができないわけではありません。しっかりと寒さ対策をすれば植えることができるので今回はこちらを紹介していきたいと思います。

 

 

 寒さ対策「トンネル栽培」

 

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 トンネル栽培とは、畝をビニールなどでトンネル状に覆って作物を栽培する方法です。

ビニールハウスで育てている野菜の簡易バージョンと思えばいいと思います。

トンネル被覆をすれば、冬から春にかけていろいろな種類の野菜を栽培することができます。

トンネル栽培は寒害を防止して品質のよいものができる、生育を早められる、気温が低い時期にタネまきや植え付けができる、といったメリットがあります。
また、冬は害虫の発生も少ないので無農薬栽培も可能です。

 

このトンネル栽培の方法を使えば以下の野菜が育てられます。

 

 1 ほうれん草

「ほうれん草」の画像検索結果

 

 

ほうれん草は冷涼な気候を好み、耐寒性は強く、0℃以下の温度にも耐えます。

反対に暑さには弱く、病気になりやすい傾向がありますが品種によって異なります。

酸性土壌には弱いので、苦土石灰によってpH6~7に調整します。

 

ほうれん草の発芽地温15~20℃生育適温15~20℃なので、あまり寒いようでしたら寒冷紗(かんれいしゃ)や不織布(ふしょくふ)で簡単なトンネルをかけると適正な温度を保ち成長させることができます。

 

畑の土壌作り

 

 タネまきの2週間以上前に苦土石灰を全面に散布して深く耕します。

有機堆肥を1週間前に施し、よく耕しておきます。その後、タネまきまでの間に畝を作りますが、畝幅を60~90cm程度とします。

 

種まき

 

 まき溝は、深さ1.5~2cm、幅が3cmほどの溝とし、底をできるだけ平らにならします。そこにタネをお互いの間隔が1~2cm程度になるようばらまきし、約1cmの厚さに覆土して軽く土を押さえ、しっかりと水やりをします。

 

間引き・追肥

 

 タネまき後、発芽まで乾かないように水やりします。大体5~7日ほどで発芽します。

1回目の間引きは本葉1~2枚の時に行い、株間を3cm程度にします。

2回目は本葉3~4枚の時に株間を6cmくらいにします。2回目の間引きの後、追肥します。追肥は化成肥料(N:P:K=8:8:8)を1平方メートル当たり1握り(約50g)を条間にばらまきします。

追肥の際には葉に肥料がかからないように注意してください。

 「化成肥料」の画像検索結果

 

※間引きする時は生育の悪いのは思い切って引き抜くか、ハサミで切ってしまいましょう。

 

収穫時

 

ほうれん草の収穫は草丈が20cm以上に大きくなったものから、順次収穫します。抜き取って収穫すると残った株を傷めるので、ハサミで根元を切って収穫します。暖かい時期(春~夏)に蒔いた場合は、品種によってはトウ立ちする株が出るのでトウ立ちする前に早めの収穫を心掛けます。

 

※トウ立ちとは

花を咲かすための花芽のついた花茎が伸びてきた状態のことを「とう立ち(薹立ち)」または「抽苔(ちゅうだい)」といいます。

トウ立ちとは生殖成長が始まったサインであり、そのまま放置していると葉が固くなって食味が落ちる原因となります。

 

 

2 小カブ

 「小かぶ」の画像検索結果

 

小かぶは生育適温は20~25℃前後で、高温に弱く、涼しい気候を好むので、栽培の適期は春と秋になります。春にあまり早くタネまきすると低温に感応して、トウ立ちします。なので、1月に植える際は1月でもあまり気温が低くなりすぎない場所、且つ、トンネル栽培で作ればできないことはない作物です。

 

畑の土壌作り

 

タネまきの2週間以上前までに、苦土石灰有機堆肥を全面に散布して耕します。

1週間前に化成肥料(N:P:K=8:8:8)を施して再度耕し、畝を作ります。

 

種まき

 

タネまきは、深さ1~1.5cmほどのまき溝を作り、タネをスジまきします。その後、5mmほど覆土して軽く押さえ、しっかりと水やりします。

タネまき後3~4日で発芽します。間引きは葉が重ならない程度に、残す株の根を傷めないようにハサミ等で切ると良いと思います。

 

間引き・追肥

 

間引きは1回目を本葉1枚、2回目を本葉2~3枚、3回目を本葉5~6枚の頃にします。株間は最終的に小カブでは約10cmの間隔になるように間引きをします。

小カブの場合は追肥がなくてもできます。

 

収穫時

 

 小カブは直径4~5cmくらい大きくなれば収穫時です。

あまり収穫が遅くなると根の部分がひび割れてしまうので注意しましょう。

 

3 大根

 「大根(食材)」の写真

 

大根の生育適温20℃前後で、冷涼な気候を好み、耐寒性がありますが、あまり寒すぎると凍害を受けます。低温にあうと花芽が作られ、春になるとトウ立ちしますが、これらの性質は品種により異なります。

大根は季節によって品種が異なるのはトウ立ちしにくい春どり用、暑さに強い夏どり用、秋から冬にかけて収穫できる秋どり用というものがあるためです。

 

畑の土壌作り

 

タネまきの2週間以上前までに苦土石灰とよく腐熟した堆肥を全面に散布して深く(30~35cm)耕します。1週間前に化成肥料(N:P:K=8:8:8)を施して再度耕します。

※大根は地面の下に生えていく野菜なので耕す際は深めに掘ることをお勧めします。

 

種まき

 

タネまきは、1つの穴に5~6粒をばらまきし、1cm程度の土をかけ軽く押さえます。株間は25~30cm、畝幅60~70cmとします。

 

間引き・追肥

 

適期にまけば2~3日で発芽します。1月は適期とは言えないのでもう少し時間がかかるとは思います。1回目の間引きは子葉が完全に開いた時、形のよいものを残して3本立ちにし、2回目は本葉2~3枚の時に生育が中くらいのものを残して2本立ちにします。3回目は本葉6~7枚の時、元気のよいものを残して1本立ちにします。

 

間引きの際は慎重に引き抜くといいでしょう。

 

追肥は2回目と3回目の間引き後、株のまわりに化成肥料(N:P:K=8:8:8)を蒔いて軽く混ぜ土を寄せていきましょう。

この際に株がぐらつくので丁寧に土寄せしていきましょう。

 

収穫時

 

目で見た場合の収穫期の判断は、外側の葉が垂れ、中心部の葉が横に開いて平らに見えるようになった時です。

葉が縦に立っているときはまだ収穫時期ではないので少し待ちましょう。

 

 

まとめ

寒い時期はどうしても作物が育ちにくいので、気温を確保するようにトンネル栽培の方法を使って育てていきましょう。

少し暖かくなってから育てていくのがいいかなぁと思ったりもしますが。

 

ではでは