ムーさんの素人家庭菜園

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不織布(ふしょくふ)をつかってみよう

「不織布 農業」の画像検索結果

 

今回は農業資材の一つの不織布(ふしょくふ)について書いていきたいと思います。

 

不織布も冬場に家庭菜園する際には必要な道具になってくると思うのでぜひ知っておきたい道具の一つです。

 

 

不織布とは
 
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一般にシート状のものとして代表的な布は、繊維を撚って(よって)糸にしたものを織っているが、不織布は繊維を熱・機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布にしたものを指す。
 
不織布という名前の通り、「織っていない布」のことです。
そのままですね。通常布といえば糸を織ったり、編んだりすることで、衣服やバッグなどの生地となります。
不織布の場合は、繊維を科学的な方法で結合させ形成し、紙やフィルムとは違うシート状の布にしているものです。
 
不織布は強度や伸びなどに方向性を持たなく安いという利点がありますが、織られた布と比較すると強度が劣ります。なので、家庭菜園で使用する際トンネル栽培で使用することには向いてません(トンネル状にすると破けてしまう可能性があるため)
 
なので使用する際は「べた掛け」と呼ばれる方法をとります。

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ベタ掛けとは、畑に畝を作ったらその上に直接かけて、周りに土や重りを置く方法のことを指します。
 
トンネル掛けは、畝を作ってから支柱をアーチ状に立てて、その上に掛ける方法を指します。
 
 
 
不織布の使用方法
 
不織布は種まき直後に掛けて使用するのが一般的です。
土壌を作り、畝を作り、種を蒔いて整地をして不織布をかけます。
ただ、シソ、ニンジン、レタス、ゴボウなどは発芽に光が必要なので土を被せないほうが発芽させやすいです。
 
また、苗を植えつけた時に保温性を高める場合にも不織布をべた掛けしましょう。
 ただし、苗に使用する場合は夕方に掛けて朝には外すようにすることをお勧めします。
 
苗に直接不織布が触れ続けると作物にとってあまり良いとは言えないので夜のうちは取り付けて、朝から夕方は取り外しておきましょう。
 
 
不織布のメリット
 
 不織布をべた掛けするメリットは大きく2つあります。
 
1 保温・昇温抑制(遮光)
 
遮光すると結果として地表の水分が保たれます。
種まきをしたときに日の光が当たりすぎて水分が蒸発してしまうと発芽に影響が出てしまいます。水分の蒸発防止の効果が期待できます。
素材が寒冷紗より細かいので寒冷紗より保温性に優れています。
 
2 防虫効果
 
不織布は細かい繊維状になっているため害虫の侵入を防ぎます。
ただし、全てを防ぎきれるわけではありません。
 
防虫効果はトンネルにできないことを考慮して寒冷紗より劣っていると考えてよいでしょう。
 
 
今回はここまで。