しいたけ栽培キットで育てよう
今回はホームセンターに「もりのしいたけ農園」というしいたけ栽培キットをがあったので育ててみました。
このしいたけ栽培キットは発芽の準備をして、専用の袋に入れて乾燥させないように水を与えていたら数日から数週間でシイタケが生えるという代物です。
しいたけ農園のしいたけの育て方はいたって簡単です。
1 袋から栽培キットを取り出す
2 全体を軽く水洗いする
3 専用の袋に入れて袋の中が乾燥しないようにする
以上です。本当とても簡単です。
気を付けないといけないことは、しいたけが成長する適切な温度が10~20℃なので寒すぎても暑すぎても成長しません。
そんなに場所も取らないので自宅内で管理するといいでしょう。
7日経つ頃には
めちゃめちゃ増えて大きくなりました!【意外と使う】大葉を育ててみよう
今回は大葉の育て方について書いていきたいと思います。
豆腐やサラダ、そうめん等々の薬味として使われる大葉。スーパーで買ってもお安いですが、ちょっとだけ使いたい・・・という時に10枚も20枚も入っていると多いですよね。
大葉は畑じゃなくてもプランター栽培にも適しています。簡単に栽培できて好きな時に必要な分だけ収穫できるのでとても便利です。
大葉の収穫期間は7月~11月位の約5~6か月もあるので非常に使い勝手が良いと思います。
そんな大葉の育て方について早速書いていきたいと思います。
大葉の発芽適温と生育適温 15~25℃で、土壌の PHは6.0~7.0が適しています。
種蒔きの時期は3月~5月で収穫は7月~11月頃になります。
まず準備するものです
1 プランター
直径・深さともに30cm以上の大きなサイズのものが用意してください。
おススメの形としては長方形の形か、バケツのような丸形です。いずれにしても伸び伸びと育てるために余裕のあるプランターを用意してください。
2 土
プランター栽培の場合は野菜用の培養土を使用します。
大葉はあまり土質は選びませんが、できる限り肥沃(ひよく=土地が肥えること)な土が良いことと、湿り気が多いほうが良いのであまり土が乾かないようにしなければなりません。
畑で準備する際は、植え付けの二週間前には苦土石灰を蒔き、有機堆肥を混ぜて土壌を作ってください。根が張りやすいので土は深めに掘っておくと良いでしょう。
3 種まき
種まきをする際は、日当たりがいい場所で筋蒔きをし水やりをします。というのも大葉は好光性種子のため発芽する際に光が必要なので種を埋めすぎると発芽しません。それに加えて、種の皮も硬いため水分を吸収し辛いので土が乾くと発芽し辛いです。
なので、発芽を成功させるために種を一晩水につけてから種を蒔くと良いでしょう。
※作物の種には「好光性種子」「嫌光性種子」という種類があります。
字の如く、光があると発芽するタイプの種と光がないと発芽するタイプ種があります。
今回の大葉は光があると発芽するタイプのものです。
4 間引きと管理
プランターの場合も畑で育てる場合も発芽後は間引きを行い、最終的に株間20~30cm間隔にします。
大葉は土壌が乾かないように管理をしてください。乾かないようにマルチをするか藁を敷くことによって乾燥を防いでください。
収穫できるようになってからは1ヵ月ごと位に化学肥料を追肥していけば冬になるまで収穫が見込めるでしょう。
虫が湧きやすいので防虫ネットをかけるといいでしょう。
大葉はプランターでも簡単に育てられるので、管理を怠らなければ長い間収穫ができます。
大葉は虫が湧きやすく葉が食べられやすいですが、家庭菜園で作っているものなので気にせず食べましょう。
今回はここまで。
初心者が育てやすい作物その1【プランター栽培】
今回は「家庭菜園は難しそう・・・」とか「何から始めたらいいの?」という人に家庭菜園初心者でも始めやすい野菜を紹介していきたいと思います。
簡単に始めるにはプランター栽培が適切だと思うのでプランター栽培でできる作物を紹介していきたいと思います。
ミニトマトは種からの育てると時間がかかり大変なのですが、ホームセンター等で苗を購入すれば初心者でも育てることが可能です。
ミニトマトの苗は5~6月に植え付けを行い、7月ごろから収穫が可能な作物です。
4~5月頃から苗を売り始めると思うのでその時期に是非ホームセンターに確認してみてください。
まずは準備するものからですが、
1 プランター
直径・深さともに30cm以上の大きなサイズのものが用意してください。
おススメの形としては長方形の形か、バケツのような丸形です。いずれにしても伸び伸びと育てるために余裕のあるプランターを用意してください。
2 土
畑で土壌を用意する際は、石灰を蒔いて有機堆肥を蒔いて・・・と準備しなければなりませんが、プランター栽培の場合は野菜用の培養土を使用します。
品質の悪い適当な土を使っては育ちませんので、必ず野菜専用の培養土を使用してください。育つものも育たなくなります。
3 支柱
苗の植え付け時に立てます。茎が折れたり苗が倒れたりしないよう安定させるために使用します。植え付け直後から支柱で安定させると良いでしょう。
4 ミニトマトの苗
ミニトマトの苗を買うときは花が咲き、葉が大きくついて茎がしっかりしているものを選ぶと良いでしょう。
ミニトマトの適温は20~30℃程なので5月上旬から遅くても6月上旬くらいまでに苗を植え付けましょう。夜間の温度が15℃以下になるようでしたら不織布をかけたり、藁をしいたりしてあまり温度が下がらないようにしましょう。
とは言え、トマトは寒さにそこそこ強いので(5℃くらいまで)5月位から植え付けを行えばそこまで気を付けなくても大丈夫だとは思います。
5 植え始めたら
茎は支柱に20~30cm間隔でひもで結びつけます。本葉(ほんよう・ほんば)のつけ根から出るわき芽は摘んでいきましょう。
花房が咲きだしたら、その上の葉を2~3枚残して主枝を摘み取ります。
芽や枝を切る際は手で切ったり折ったりすることをお勧めします。ハサミで切ると病気に感染する恐れがあります。といいつつも、手でやるのが大変な時は私はハサミの先を熱湯で煮沸してから使用していますが・・・
今のところそれでミニトマトが病気にやられたり、おかしくなったりしたことはないのでやるなら自己責任でよろしくお願いします。
※本葉(ほんよう・ほんば)とは、子葉(しよう)の次に出てくる葉っぱのことです
子葉とは、植物が発芽して最初に出てくる葉っぱのことです。
6 花が咲き始めたら
ミニトマトの黄色い花が咲き始めたら着果させなければなりません。その方法はいたって簡単で手で花同士を触れ合わせたら大丈夫です。優しくパタパタ触れ合わせて受粉をさせてあげてください。
花と花の間が遠かったり、確実に着果させたい場合は着果させるホルモン剤があるので使用してみてください。
6 実がつき始めたら
追肥は花房の果実が大きさになった時に化学肥料を一株に一握り蒔いてください。
実がつく前に栄養を与えすぎると茎や葉に栄養が吸い取られてしまいます。
実がたくさんなり始めたら摘果(果実の間引き)を行ってください。
たくさん実がなり始めると嬉しくなりますが、実が多すぎると食べられるまでに時間がかかるのと、味が落ちるので私は6つくらい実がついていたら2つくらい間引きをしています。
茎や枝にも負担がかかるので摘果も必ず行いましょう。
実がつき始めて2~3か月ほどで赤く色づき収穫できます。
7 注意点
水やりはしっかり行いましょう
土が乾いていたら必ず水やりを行ってください。十分な水やりをしないと土から栄養を吸収することができませんし、病気にかかる恐れもあります。
水が少ないほうが美味しいものができると聞きますが、家庭菜園をするにあたりそこまで気にする必要はないと思います。
収穫できないリスクのほうが大きくなるくらいだったら十分に水分を与えたほうがいいと考えています。
尻腐れ現象
トマトやピーマンなど実の付くもので起こる現象で「尻腐れ」というものがあります。
これは果実の下のほうがカルシウム不足によって腐ってしまう現象です。
この状態になってしまったらどうしようもないのですが、スプレータイプのカルシウム添加剤が売っているので発見次第被害のない果実に振りかけましょう。
ただし、あまりかけすぎると今度は果実の皮が硬くなりすぎて美味しくなくなるので振りかけすぎには注意してください。
今回は初心者が育てやすい作物のミニトマトについてまとめました。
きちんと土を準備して、日の光を与え、間引きを行い、水をしっかり与え、適切な場面で肥料を与えれば大きく失敗することはないと思います。
良かったら参考にしてみてください。
今回はここまで。
不織布(ふしょくふ)をつかってみよう
今回は農業資材の一つの不織布(ふしょくふ)について書いていきたいと思います。
不織布も冬場に家庭菜園する際には必要な道具になってくると思うのでぜひ知っておきたい道具の一つです。
一般にシート状のものとして代表的な布は、繊維を撚って(よって)糸にしたものを織っているが、不織布は繊維を熱・機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布にしたものを指す。
不織布の場合は、繊維を科学的な方法で結合させ形成し、紙やフィルムとは違うシート状の布にしているものです。
寒冷紗(かんれいしゃ)を使ってみよう
今回は農業資材の一つの寒冷紗(かんれいしゃ)について書いていきたいと思います。
寒冷紗の主な使用目的は農作物の日よけや寒さ対策ですが、それら以外の使用目的が様々あるので参考にしてみてください。
トンネル栽培のメリット
今回はトンネル栽培をテーマにしてみたいと思います。
トンネル栽培って何?と思うのかも知れませんが上記の画像のようにビニールをかけて作物を栽培する方法をトンネル栽培といいます。
トンネル栽培をすると何がいいのか。読んでみてください。
トンネル栽培とは
トンネル栽培とは、畝をビニールなどでトンネル状に覆って作物を栽培する方法です。トンネル被覆をすれば、冬から春にかけていろいろな種類の野菜を栽培することができます。
ビニールハウスで栽培している簡易バージョンと考えればわかりやすいと思います。
冬は気温がどうしても低くなるためトンネル栽培をすることでホウレンソウや、カブ、大根等の野菜を栽培することが可能になります。
トンネル栽培に使用する被覆素材
トンネル栽培に使用する被覆素材にはマルチフィルム、寒冷紗(かんれいしゃ)、不織布(ふしょくふ)、遮光ネットなどがあります。今回はマルチフィルムについて書いていこうと思います
マルチフィルム
道端にある畑で見かける黒いビニールを見たことがあると思いますが、これがマルチフィルムと呼ばれるものです。
マルチフィルムを利用することで雑草を生やさないようにしたり、雨によって肥料や土壌が削られてしまったりすることを防ぐために使用されます。
保湿や病害からも守ることにつながるので作物の成長をサポートする良い資材です。
このマルチフィルムには色が大まかに黒、透明、シルバーの三種類がありますがそれぞれに特徴があります。
シートが直射日光からの熱を吸収することで、地温の上昇を抑え、光を通さないという効果を持ちます。 雑草が増えることを抑制することを目的に使用されます。
土壌の温度上昇を防ぐことから種まきや植え付けの可能期間を延ばすことができます。 ただ、色が黒のため夏場に使用すると直射日光を吸収し、土壌の温度が上がりすぎてしまうため夏場の使用は不向きです。
使用する時期は夏場以外がいいと思います。
透明のシートは地温上昇効果が高いのが特徴です。ですから、冬場の寒い時期、春先、秋に作物を育てるのには少し温度が低い際に利用されます。
ただ、地温を上昇させてしまうので雑草の種がシートの下にあった場合雑草が生えてくるので注意が必要です。
シルバーのシートは害虫を寄せ付けないためのシートです。土壌の温度を保つ効果も持つため必要以上に温度を上昇させたくない際にも有効に活用できます。雑草も抑制できるため、防虫、防草対策をするのに有用なシートになります。
トンネル栽培のメリット
以上のことからトンネル栽培の大きなメリットとしては
① 土壌の気温上昇・寒害防止
② 防草効果
③ 防虫効果
が挙げられます。トンネル栽培は寒い冬に育てにくい作物も育てられるので挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回はここまで。
1月に植えたほうがいい野菜3選
ようやくネット通信が回復したムーさんです。
Wi-Fiが繋がらないとパソコンが使えないので非常に困りました・・・
さて、今回のテーマは1月に植えたほうがいい野菜3選ということ書いていきたいと思います。
寒さが厳しいことと、個人的には夏野菜が好きなのでおススメな時期と言えないのですが、決して何も植えることができないわけではありません。しっかりと寒さ対策をすれば植えることができるので今回はこちらを紹介していきたいと思います。
寒さ対策「トンネル栽培」
トンネル栽培とは、畝をビニールなどでトンネル状に覆って作物を栽培する方法です。
ビニールハウスで育てている野菜の簡易バージョンと思えばいいと思います。
トンネル被覆をすれば、冬から春にかけていろいろな種類の野菜を栽培することができます。
トンネル栽培は寒害を防止して品質のよいものができる、生育を早められる、気温が低い時期にタネまきや植え付けができる、といったメリットがあります。
また、冬は害虫の発生も少ないので無農薬栽培も可能です。
このトンネル栽培の方法を使えば以下の野菜が育てられます。
1 ほうれん草
ほうれん草は冷涼な気候を好み、耐寒性は強く、0℃以下の温度にも耐えます。
反対に暑さには弱く、病気になりやすい傾向がありますが品種によって異なります。
酸性土壌には弱いので、苦土石灰によってpH6~7に調整します。
ほうれん草の発芽地温15~20℃で生育適温15~20℃なので、あまり寒いようでしたら寒冷紗(かんれいしゃ)や不織布(ふしょくふ)で簡単なトンネルをかけると適正な温度を保ち成長させることができます。
タネまきの2週間以上前に苦土石灰を全面に散布して深く耕します。
有機堆肥を1週間前に施し、よく耕しておきます。その後、タネまきまでの間に畝を作りますが、畝幅を60~90cm程度とします。
まき溝は、深さ1.5~2cm、幅が3cmほどの溝とし、底をできるだけ平らにならします。そこにタネをお互いの間隔が1~2cm程度になるようばらまきし、約1cmの厚さに覆土して軽く土を押さえ、しっかりと水やりをします。
タネまき後、発芽まで乾かないように水やりします。大体5~7日ほどで発芽します。
1回目の間引きは本葉1~2枚の時に行い、株間を3cm程度にします。
2回目は本葉3~4枚の時に株間を6cmくらいにします。2回目の間引きの後、追肥します。追肥は化成肥料(N:P:K=8:8:8)を1平方メートル当たり1握り(約50g)を条間にばらまきします。
追肥の際には葉に肥料がかからないように注意してください。
※間引きする時は生育の悪いのは思い切って引き抜くか、ハサミで切ってしまいましょう。
ほうれん草の収穫は草丈が20cm以上に大きくなったものから、順次収穫します。抜き取って収穫すると残った株を傷めるので、ハサミで根元を切って収穫します。暖かい時期(春~夏)に蒔いた場合は、品種によってはトウ立ちする株が出るのでトウ立ちする前に早めの収穫を心掛けます。
※トウ立ちとは
花を咲かすための花芽のついた花茎が伸びてきた状態のことを「とう立ち(薹立ち)」または「抽苔(ちゅうだい)」といいます。
トウ立ちとは生殖成長が始まったサインであり、そのまま放置していると葉が固くなって食味が落ちる原因となります。
2 小カブ
小かぶは生育適温は20~25℃前後で、高温に弱く、涼しい気候を好むので、栽培の適期は春と秋になります。春にあまり早くタネまきすると低温に感応して、トウ立ちします。なので、1月に植える際は1月でもあまり気温が低くなりすぎない場所、且つ、トンネル栽培で作ればできないことはない作物です。
タネまきの2週間以上前までに、苦土石灰と有機堆肥を全面に散布して耕します。
1週間前に化成肥料(N:P:K=8:8:8)を施して再度耕し、畝を作ります。
タネまきは、深さ1~1.5cmほどのまき溝を作り、タネをスジまきします。その後、5mmほど覆土して軽く押さえ、しっかりと水やりします。
タネまき後3~4日で発芽します。間引きは葉が重ならない程度に、残す株の根を傷めないようにハサミ等で切ると良いと思います。
間引きは1回目を本葉1枚、2回目を本葉2~3枚、3回目を本葉5~6枚の頃にします。株間は最終的に小カブでは約10cmの間隔になるように間引きをします。
小カブの場合は追肥がなくてもできます。
小カブは直径4~5cmくらい大きくなれば収穫時です。
あまり収穫が遅くなると根の部分がひび割れてしまうので注意しましょう。
3 大根
大根の生育適温20℃前後で、冷涼な気候を好み、耐寒性がありますが、あまり寒すぎると凍害を受けます。低温にあうと花芽が作られ、春になるとトウ立ちしますが、これらの性質は品種により異なります。
大根は季節によって品種が異なるのはトウ立ちしにくい春どり用、暑さに強い夏どり用、秋から冬にかけて収穫できる秋どり用というものがあるためです。
タネまきの2週間以上前までに苦土石灰とよく腐熟した堆肥を全面に散布して深く(30~35cm)耕します。1週間前に化成肥料(N:P:K=8:8:8)を施して再度耕します。
※大根は地面の下に生えていく野菜なので耕す際は深めに掘ることをお勧めします。
タネまきは、1つの穴に5~6粒をばらまきし、1cm程度の土をかけ軽く押さえます。株間は25~30cm、畝幅60~70cmとします。
適期にまけば2~3日で発芽します。1月は適期とは言えないのでもう少し時間がかかるとは思います。1回目の間引きは子葉が完全に開いた時、形のよいものを残して3本立ちにし、2回目は本葉2~3枚の時に生育が中くらいのものを残して2本立ちにします。3回目は本葉6~7枚の時、元気のよいものを残して1本立ちにします。
間引きの際は慎重に引き抜くといいでしょう。
追肥は2回目と3回目の間引き後、株のまわりに化成肥料(N:P:K=8:8:8)を蒔いて軽く混ぜ土を寄せていきましょう。
この際に株がぐらつくので丁寧に土寄せしていきましょう。
目で見た場合の収穫期の判断は、外側の葉が垂れ、中心部の葉が横に開いて平らに見えるようになった時です。
葉が縦に立っているときはまだ収穫時期ではないので少し待ちましょう。
まとめ
寒い時期はどうしても作物が育ちにくいので、気温を確保するようにトンネル栽培の方法を使って育てていきましょう。
少し暖かくなってから育てていくのがいいかなぁと思ったりもしますが。
ではでは